生理指標測定装置 (脳波測定装置)
設備概要
多様な刺激条件における被験者の脳波から脳磁図 (Electroencephalogram; EEG) を測定し、その相互作用を分析する研究のために使用され、認知脳科学、神経科学、脳外科。リハビリテーション、情報工学などの分野で、様々な研究に使用することができます。また、BCI (Brain Compute Interface) は、脳波がヒトの意識によって変化する特徴をコンピュータでリアルタイムに解析し、専用のツールプログラムにより被験者が何を行いたいかを解析することができます。
◆ 多点式脳波測定装置および画像・音声刺激装置
センサーネット電極により、簡単で確実な脳波電極の装着が可能になり、新生児や障害児をはじめ、あらゆる場面で脳波の測定が可能なシステムです。128chと計測点数の多さが解析精度を向上させます。画像・音声刺激装置の組み合わせで、生体に対する各種刺激によって脳がどのように変化し対応するかの研究等に利用できます。
◆ ブレイン・コンピュータ・インタフェース・システム
脳波を用いて自分の意思を伝えるシステム。現在は、文章執筆、各種電気機器操作、ロボット制御などの研究に用いられており、応用先は、リハビリテーション、情報工学、脳外科、認知脳科学分野と幅広い。
◆ 脳波・脳磁図解析システム
EMSEプログラムによって計測された生理指標の解析を行うシステム。画像音声刺激装置からの刺激イベントをトリガーとして加算を行ったり、脳波変化の信号推定を行います。また、BCI研究の基礎データとして脳波の各種環境変化による周波数成分の時間変化を詳しく解析できます。