地域イノベーション戦略支援プログラム(東日本大震災復興支援型)
<文部科学省>地域イノベーション戦略支援プログラム「いわて環境と人にやさしい次世代モビリティ開発拠点」(平成24年度~平成28年度)の取組みについて
【全体構想の概要・目的】
科学技術による技術革新をベースに震災からの復興と持続的なイノベーションを実現する地域を目指す。具体的には、これまで岩手に蓄積された自動車産業の基盤となる金属、プラスチック、電子デバイスなどの材料開発、先端制御や付加価値を生むICT技術の開発を中核とし、高度技術者の育成、産学官金による事業化の加速化を図り、将来を見据えたモビリティのイノベーションを進め、日本のものづくりの成功モデルを構築する。
【本学の取組み】
次世代モビリティ開発拠点として以下の取組みを推進しています。
(1)地域イノベーション戦略の中核を担う研究者の集積
・モビリティの製造拠点の形成を目指し、県外から、次世代自動車関連技術の研究開発をテーマとした研究者を招聘し、次世代モビリ
ティに求められる新技術開発を推進。
・招聘研究者と学内研究者とのコラボレーションにより下記研究テーマに関連した技術開発に着手。
<研究テーマ>
③ Radio on demand技術を用いた車載機器のプラグアンドプレイ技術の開発
④ 次世代ITSシステムの開発
(2)地域イノベーション戦略のための人材育成プログラムの開発、実施
・「ものづくり」と「ソフトウェア」を融合し、付加価値の高い技術力の提案力を備えた人材の育成を目指し、i-MOS高度技術者養成講習会
を実施。
・情報化、スマート化が急速に浸透する自動車業界のみならず、幅広い事業分野で約に立つよう、実習形式を多く取り入れ「ソフトウェア」
が異分野だった技術者に向けた講習会を企画・実践。
・「モビリティ技術」「センサノード」「コネクティビティ」「データ活用」「計測制御」「無線通信」「省電力」などのキーワードに関心のある技術者
を無料の技術講習会で支援。
(3)地域の大学等研究機関での研究設備・機器等の地域における共用化支援
・科学技術振興機構の地域産学官共同研究拠点整備事業により整備した「いわてものづくり・ソフトウェア融合テクノロジーセンター」に
技術支援スタッフ、補助者を配置し、次世代自動車向けのソフトウェア等の開発をサポート・加速化させる体制を整備。
研究機器の概要は こちら